藤岡佑 函館リーディング&2歳S両取りだ、データも味方

[ 2019年7月19日 05:30 ]

函館2歳Sで藤岡佑とタッグを組むビアンフェ
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 函館開催も最終週。し烈な騎手リーディング争いは藤岡佑介(33)が12勝の首位で最終コーナーを回った。「ここまで来たら何とかリーディングを獲りたいとは思う」。14年1回小倉でリーディングを獲得したことはあるが函館で獲れば初めて。勢いに乗ると固め勝ちがある池添が2勝差で迫っているが「何とか逃げ切りたいですね」と意気込んだ。

 「競馬場にはそれぞれセオリーの乗り方がある。僕も函館のセオリーに徹した乗り方ができている」とコース攻略に自信をにじませる。今夏で目を引いたのが、まくり気味に上がるスタイル。たとえば6日3Rのミラーミラー。そして13日10R臥牛山特別のドゥオーモ。スタートの遅れを向正面での上昇で補い、勢いをつけて最後の直線で押し切る。元々、戦術にたけた騎手だが、そこに大胆さが加わって白星量産につながった。

 ツキもある。函館2歳S。期待の手駒ビアンフェが無事に4分の2の抽選を突破した。「函館に来る前から函館2歳Sはビアンフェで挑むという気持ちだった」。グッと気持ちが入ったことは間違いない。

 半姉ブランボヌールは15年のこのレースの覇者。母ルシュクルも函館で2勝を挙げた巧者だった。管理する中竹師はブランボヌールに加え、昨年アスターペガサスでも函館2歳Sを制した。相性の良さを示すデータは目白押し。「今年の2歳馬の函館芝1200メートル戦は1分10秒を切るか、切らないかが一つの目安。それくらいのタイムで走っていれば十分、チャンスはある」。藤岡佑は自信ありげだった。

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2019年7月19日のニュース