【新潟2R】平成最後のJRA開催で藤田菜七子が快勝

[ 2019年4月29日 11:21 ]

<新潟2R>ワールドイズマインでレースを制し笑顔で検量室前に引き揚げる藤田菜七子騎手(撮影・郡司 修)
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 月曜新潟2R(3歳未勝利、ダート1200メートル)で藤田菜七子(21)騎乗の5番人気ワールドイズマイン(牝=金成)が、好位から直線で抜け出して快勝。日曜東京3Rに続き、連日の勝利で今年のJRA10勝目を挙げた。勝ち時計は1分11秒6(やや重)。

 スタート前に隣の5番ウーレンボルが枠内で暴れて競走除外になるアクシデントがあったが、4番ゲートの菜七子とワールドは冷静。好スタートから先行勢を見つつ好位の外を追走。馬なりのまま4コーナーを3番手で回り、直線では外から迫ってきたマイネルナイペスを抑えてVゴールを決めた。

 「前回(4着)で砂を気にするところがあったので、被されずに競馬ができたのが良かった。しまいもしっかり頑張ってくれました」と笑顔で愛馬を称えた菜七子。コンビ2戦目で前回の反省を生かす好騎乗に、金成師も満面の笑み。「ポジションが良かった。元々スタートは上手だけど道中もうまく乗ってくれた。うまくなったし、本当に腹が据わっている。俺も彼女くらい腹が据わっていればいいのに」とリップサービスも飛び出した。

 平成最後のJRA開催を2日連続勝利で飾り、眩しい笑顔でファンの心をギュッとわしづかみした菜七子。令和の新時代も競馬人気をけん引する一人として突き進む。

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2019年4月29日のニュース