【阪神SJ】やはり強い!オジュウ障害重賞10連勝 復帰初戦、断然人気に応える

[ 2019年3月9日 13:50 ]

<阪神8R・阪神スプリングジャンプ>直線で突き放し勝利するオジュウチョウサン(左)(撮影・亀井 直樹)
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 J・G1通算5勝で昨年末の有馬記念で9着に入った“二刀流ジャンパー”オジュウチョウサン(牡8=和田正)が9日、阪神競馬8Rで行われた「第21回阪神スプリングジャンプ」(J・G2、障害3900メートル)に参戦。昨年4月の中山グランドジャンプ(1着)以来約11カ月ぶりの障害復帰初戦を勝利で飾り、障害戦での連勝を10に伸ばした。

 好スタートから先団につけたオジュウチョウサン。逃げるタイセイドリームを見る形でレースを進め、最終コーナーで並びかけるとあっさりと先頭に。観客の歓声を浴びながら、ただ1頭違う加速力をまざまざと見せつけた。2馬身半差の2着にタイセイドリーム、さらに8馬身差の3着にはシンキングダンサーが入った。

 オジュウチョウサンは父ステイゴールド、母シャドウシルエットという血統。3年連続で最優秀障害馬のタイトルを獲得しているジャンプ界の絶対王者でありながら、昨年の後半は平地に挑戦し、2連勝して有馬記念(9着)まで駒を進めた。19年の始動戦には11カ月ぶりとなる障害戦を選択し、単勝1・1倍の断然人気に応えた。これで障害戦10連勝で、そのすべてが重賞となった。

 なお、今後について和田正師はレース前に「出られれば天皇賞・春(4月28日、京都)だが、その辺はまだ何とも…。出られないともったいないので中山グランドJ(4月13日)に登録はする」と語っており、流動的。絶対王者の動向に注目が集まる。

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