【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】9日阪神11R 遅咲きの強豪エレクトロポップがオープン初Vを飾る

[ 2019年3月9日 08:00 ]

 先週行われた皐月賞TRの弥生賞は重馬場で波乱の決着だった。この弥生賞は渋った馬場で行われた年も多く、今年のレースを見て思い出したのが09年。当時は稍重だったが、ロジユニヴァースの勝ち時計は2分3秒5と遅かった(今年は2分3秒3)。この91年、◎を打った皐月賞で14着に大敗したロジユニヴァースが評価を下げたダービーを勝ち、ダービーで◎を打った皐月賞馬アンライバルドは12着大敗と、完全に“チグハグ予想”。その二の舞いだけは絶対に避けたい。

 本日の当欄で取り上げるのは阪神11RポラリスS。(L)が付与されていないため格下感のあるオープン特別だが、◎エレクトロポップは今後、重賞戦線をにぎわす逸材とみている。4歳時の長期休養もあって出世は遅れたが、5歳時の昨年4月に500万を勝ち上がると、その後は3→3→→1→1→3着と順調にステップアップ。休み明けで昇級戦だった前走・バレンタインSで0秒1差の接戦を演じ、早々にオープンクラスのめどを立てた。今回は初のダート右回りという課題こそあるが、調教の動きを見る限りは問題なく対応できる公算大。新コンビの武豊が円熟の手綱さばきでVへとエスコートする。

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2019年3月9日のニュース