浜尚美さん 5年ぶり地方の女性騎手に 4月デビュー予定の第97期騎手候補生修了記者会見

[ 2019年3月9日 17:45 ]

97期騎手候補生前列左から小野楓馬、塚本涼人、福原杏、大木天翔、兼子千央、後列左から東川慎、木本直、妹尾将充、多田羅誠也、濱尚美
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 栃木県那須塩原市の地方競馬教養センターで9日、4月デビュー予定の第97期騎手候補生による修了記者会見が行われ、女性1名を含む候補生10名が報道陣の前でデビューへの意気込みを話した。

 紅一点の浜尚美さん(はま・なおみ17=那俄性)は、祖父の言葉がきっかけで騎手を目指し、同じ女性騎手の別府真衣がいる高知競馬に所属予定。女性騎手最速700勝達成の別府や、JRA女性騎手で史上初めてG1に騎乗した藤田菜七子を「格好いい」と目を輝かせ、「自分も信頼され、高知を盛り上げる騎手になりたい」と目標を掲げた。地方で女性騎手が誕生するのは、14年4月にデビューした鈴木麻優(岩手、引退)以来5年ぶり。全国に現役女性騎手は6人(JRA1、ばんえい1を含む)おり、浜さんは7人目となる。現在、同センターには3人の後輩女性候補生が在籍している。

 97期生は1日に騎手免許試験を終えており、14日に合格発表。27日に修了式が行われ、4月1日付で晴れて騎手免許取得となる。

 ▼第97期騎手候補生 小野楓馬(おの・ふうま、19=北海道・小野)、塚本涼人(つかもと・りょうと、17=岩手・酒井)、福原杏(ふくはら・まい、18=浦和・水野)、大木天翔(おおき・かける、19=大井・三坂)、兼子千央(かねこ・ちひろ、18=金沢・中川)、東川慎(ひがしかわ・しん、18=笠松)、木本直(きもと・なお、19=園田・保利)、妹尾将充(せのお・まさちか、18=高知・宮川)、多田羅誠也(たたら・せいや、20=高知・工藤)、浜尚美(はま・なおみ、17=高知・那俄性)

 東川は父・公則が笠松の騎手、塚本は兄の弘隆が金沢、雄大が高知の騎手。

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2019年3月9日のニュース