【有馬記念】クリンチャー 坂路をサッと59秒4「しぶとさ生かせたら」

[ 2018年12月17日 05:30 ]

坂路で調整するクリンチャー
Photo By 提供写真

 凱旋門賞帰りのクリンチャーは午前5時前に坂路をサッと駆け上がり、4F59秒4〜1F14秒0。騎乗した長谷川助手は「思い描いた通り、順調に調整できています。馬体重は木曜の時点で498キロ。体は増えているし成長分もあると思う」と好感触を口にした。宮本師も「12日に追い切った後も変わりなくこれている。海外帰りで結果はどう出るか分からないが、雰囲気は悪くないよ」と目を細めた。

 1週前には初コンビの福永を背にCWコースで6F81秒9。長めから乗り、しっかり負荷をかけた。「最終追い切りもジョッキーに乗ってもらって、しっかりやるつもり」と大一番に向けてこん身の仕上げで挑む。

 宮本厩舎は今年、クリンチャーで天皇賞・春(3着)&フランス遠征、ノーブルマーズで宝塚記念(3着)&ジャパンCとビッグレースに参戦。「いろいろなG1に出させてもらって、いい一年だった。結果が出ていれば、もっと良かったが。最後に、いい結果を出したね」と有馬ウイークの始まりに胸を躍らせる。

 クリンチャーの18年初戦の京都記念は同期のダービー馬レイデオロを負かす大金星V。指揮官は「有馬の舞台でも持ち味のしぶとさを生かせたら」と期待を寄せた。今年の最後もアッと驚く激走に期待できそうだ。

続きを表示

2018年12月17日のニュース