クリンチャーの凱旋門賞出走に反響、知らない人からも「お疲れさま」

[ 2018年12月17日 05:30 ]

ヨメ@宮本 有馬記念夢日記(1)

クリンチャーの有馬記念調教ゼッケン(担当の長谷川助手が丁寧に使っているのでキレイです)
Photo By スポニチ

 開業15年目でクリンチャーで凱旋門賞に初挑戦した宮本博調教師(55)。同馬は「第63回有馬記念」でグランプリ初出走する。となれば、競馬界きってのおしどり夫婦として宮本師を「ミヤリン」と呼び、自称「事務員」として厩舎を支え続けてきた友紀子夫人(46)の出番。大好評だった凱旋門賞ウイーク日記に続く第2弾「ヨメ@宮本 有馬記念夢日記」を全7回にわたってお届けします。

 スポニチ読者の皆さん、お久しぶりです!ミヤリンの妻です。凱旋門賞から2か月がたちました。あっという間でしたけど、皆さんお元気でしたか?

 ミヤリン一家は日本に戻ってきてから、いつも通りの生活を送っています。普段の仕事の合間にクリンチャーの放牧先、鳥取の大山ヒルズにも行きました。そこで元気に過ごしていたクリンチャーを確認。「大山ヒルズで上手にケアしてくれている、これなら有馬記念を使える!」と、11月15日には栗東に入厩させました。

 とまあ、ここまで仕事は順調の日々ですが、プライベートではちょっとだけ変化もありましたよ。フランスの食事が高カロリーだったのか、滞在中の疲れからか、食が細くなっていた割には夫婦そろっておなかが出ました。まだ引っ込んでいません(涙)。もちろん、良いこともあって、どこに出かけても「凱旋門賞お疲れさま!」と言ってもらえ、競馬をよく知らないはずの知人やご近所さんにも「テレビで凱旋門賞やってたから見たけど、もしかしてあの日本のお馬さんって宮本さんが関係してるの?え〜っ、凄い!」と今更ながら言われたり…。優しいなぁ、みんな。

 それと、フランスまで応援に来た高校3年生の娘はすっかり馬の世界に魅了されたようで、今月、大学受験を無事に終え、来春には獣医師になるために家を出ます。クリンチャーの影響力は、我が家には相当大きかったようです。

 ◆宮本 友紀子(みやもと・ゆきこ)1972年(昭47)11月7日生まれ、東京都出身の46歳。小、中学時代は馬事公苑の少年団で乗馬をたしなむ。日大芸術学部音楽学科卒業後、芸能プロダクション勤務を経て、西山牧場東京事務所で勤務。結婚後は、厩舎をサポートしながらツイッターやブログで厩舎日記も配信。ヨメ@宮本として寄稿した「しろうと女房の厩舎日記」はライブドアブログの競馬ランキングで1位を獲得し、05年に書籍化(発行所・流星社)。昨年、一念発起してダイエットに挑み、3カ月間で65キロから54キロに。趣味はゴルフ(ハンデ13)。

続きを表示

2018年12月17日のニュース