【ジャパンC】牝馬3冠アーモンドアイが衝撃レコードV!史上7頭目のG1年間4勝目

[ 2018年11月25日 15:42 ]

<ジャパンカップ>アーモンドアイが優勝(撮影・篠原岳夫)
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 国内最高の1着賞金3億円を誇る国際招待レース「第38回ジャパンC」(G1、芝2400メートル)が25日、東京競馬11Rで行われ、C・ルメール騎手騎乗の圧倒的1番人気アーモンドアイ(牝3=国枝)が優勝。牝馬3冠に続くG1通算4勝目を挙げた。勝ちタイムは衝撃のレコード2分20秒6(良)。これまでのレコード2分22秒1(05年=アルカセット)を1秒5も更新した。

 3番手から競馬を進めたアーモンドアイ。直線では追い出しを待って、逃げたキセキをつかまえると独走。衝撃的なレースを披露した。1馬身3/4差の2着には4番人気のキセキ、さらに3馬身半差の3着には2番人気のスワーヴリチャード。牡馬のG1馬を尻目に悠々と先頭でゴール板を駆け抜けた。

 勝ったアーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラという血統。デビュー戦こそ2着に敗れたが、その後連勝街道がスタート。3戦目のシンザン記念で重賞初勝利を挙げると、桜花賞→オークス→秋華賞を圧勝し、牝馬3冠を達成。初めて歴戦の古馬との対戦となった今回も異次元の強さを見せつけ、G1・4連勝とした。

 レース前の時点で今年の獲得賞金は単独1位の4億939万9000円。今回の1着賞金3億円+付加賞が加算すると年間獲得賞金は7億円を超える。これまで、3歳牝馬の年間最高獲得賞金は12年にジェンティルドンナが記録した6億8137万8000円で、新記録更新となった。また、JRA・G1年間4勝はディープインパクト、オルフェーヴル、キタサンブラックら歴代の名馬と並び史上7頭目の快挙。

 鞍上のルメールは中央G1通算22勝目で今年8勝目。管理する国枝師は中央G1通算15勝目で今年4勝目となった。

 今年はサンダリングブルー(米国)、カプリ(愛国)と2頭の外国馬が出走。05年のアルカセット(英国)以来、海外勢の優勝はなく、日本馬の連勝は13に伸びた。

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2018年11月25日のニュース