【JBCレディスC】アンジュ牝馬頂点!ノリも思わずガッツ「完璧」

[ 2018年11月5日 05:30 ]

鞍上からジャンプする横山典(上)(撮影・平嶋 理子)  
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 横山典の巧みな手綱さばきに導かれ、6番人気のアンジュデジールが牝馬ダート界の頂点に立った。「完璧。自分でもあんな所に入れるとは思わなかった。ハッキリ言ってドンピシャだよ」。50歳のベテランはスタンドに向かって何度も左手を突き上げて喜んだ。

 スタートから1角までは300メートル足らず。フルゲートの大外枠は大きな不利だったが、五分のスタートから馬群をすり抜けるように誘って、1角ではまさかのラチ沿い確保だから凄い。100点満点の立ち回りから直線はラビットランとの叩き合いに持ち込み、抜群の勝負根性で差し返してV。表彰式では「最初はルメール、次は関西の福永君、関東のジョッキーもここにいるぞ!」とおどけるほどの喜びようだった。

 昆師は「あれ以上はないでしょ」と横山典に最敬礼。次走は未定だが、トレーナーは「男馬とやることも視野に」と結び、さらに上のステージを見据えた。

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2018年11月5日のニュース