【川崎・戸塚記念】チャイヤプーン突き抜けV、南関初タイトル

[ 2018年9月13日 05:30 ]

S1戸塚記念を快勝したチャイヤプーン
Photo By スポニチ

 今年からS1に昇格した3歳オープンの戸塚記念(1〜3着の牝馬に第29回ロジータ記念の優先出走権=11月28日、川崎)が12日、川崎競馬場で行われた。5番人気チャイヤプーンが直線5番手から馬場の中央を突き抜け優勝、5つ目の重賞タイトルを手にした。

 開口一番、川島一師が「ビンゴ!」と言ったように狙い澄まして獲りにきたタイトルだった。岩手で9戦7勝。前々走は岩手ダービー(ダイヤモンドC)を勝ち、南関東のタイトルが欲しいというオーナーからの要請で移籍。それに見事、応えた瞬間だった。

 手綱を取った森は「返し馬で馬の状態が凄くいいのが分かっていたので、後は内枠を生かして乗ろうと思った。脚をためられたし、直線外に出したらガツンときて、はじけてくれた。勝つときは全てうまくいく」と興奮した口調でまくし立てた。今後は「岩手競馬に馬を戻す。ダービーグランプリ(M1、11月18日、水沢)を目標にするんじゃないかな」と川島一師はミッション達成にホッとした表情を見せていた。

 ◆チャイヤプーン 父フェデラリスト 母サイレントエクセル(母の父ウイングアロー) 牡3歳 船橋・川島正一厩舎 馬主・大久保和夫氏 生産者・北海道新ひだか町の原ファーム 戦績11戦8勝(南関東2戦1勝) 総獲得賞金4585万円。

 ▼2着トキノパイレーツ(町田)折り合いがついていいレースはできたが、ゲートで遅れて道中、少しずつ脚を使ったのが響いた。

 ▼3着クレイジーアクセル(御神本)理想の形で乗れたが、最後に瞬発力勝負になってしまっては苦しい。

続きを表示

2018年9月13日のニュース