【韓国・コリアC】ロンドン連覇!15馬身差圧勝 牧田師「来年も」

[ 2018年9月10日 05:30 ]

18年コリアCを制したロンドンタウン(撮影・平松さとし)
Photo By スポニチ

 韓国の国際招待競走がソウル競馬場で行われた。コリアカップ(ダート1800メートル、1着賞金約5700万円)はロンドンタウン(牡5=牧田)が昨年に続き連覇を達成。同レースが創設された16年のクリソライトから日本馬の3連覇となった。コリアスプリント(ダート1200メートル、1着賞金約3990万円)はモーニン(牡6=石坂正)が優勝。こちらも昨年のグレイスフルリープに続き、日本馬が連覇を飾った。

 まさに電車道。ロンドンタウンが圧倒的な力を見せつけて連覇を飾った。好スタートを決めたが、序盤はハナを主張した地元馬チェヨンダムドッキを行かせて2番手をキープ。岩田は「ハナを切るつもりだったが、行きたがる馬がいたので先頭は譲った」と振り返ったが、それも最初の1〜2角を回り終えるまで。向正面に出ると、あっさり先頭を奪い返す。「終始手応えが良かったので早めに先頭に立った」と鞍上。後続との差をグングン広げ、3角手前で早くもライバルは白旗。直線は馬場の中央に持ち出し、完全な独り旅で2着に15馬身差。場内の歓声はやがて、ため息交じりとなった。

 1分50秒6の勝ちタイムは、昨年、自らマークしたレコードを0秒1更新。「直線を向いてビジョンを見たら後ろが離れていたので驚いた。昨年と比べて馬がリラックスしていたし、力もつけた。連覇できてよかったし馬を褒めてあげたい」と岩田。歴戦の鞍上も経験したことがない圧勝劇だった。

 牧田師は「調整は昨年同様うまくいった。向正面から引き離す一方だったので、最後まで安心して見ていられた」と満面の笑み。国内で重賞(交流含む)2勝の実力馬だが、近走は不振が続いていた。昨年のこのレース以来、丸1年ぶりの復活V。指揮官は「韓国が合っているようです。来年も呼んでもらえることがあればうれしい」と、早くも来年の3連覇へ意欲を見せた。

続きを表示

2018年9月10日のニュース