ラインミーティアが蹄葉炎で死亡 昨夏サマースプリントS王者

[ 2018年8月3日 11:40 ]

ラインミーティア
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 昨年のアイビスSDを勝ち、サマースプリントシリーズ王者に輝いたラインミーティア(牡8=水野)が2日、蹄葉炎(ていようえん)のため死んだ。JRA通算42戦5勝。

 同馬はシリーズ連覇を目指し、6月の函館スプリントSに向けて調整されていたが、最終追い切り後に歩様が乱れ、同レースを回避。その後に蹄葉炎と診断され、美浦トレセン診療所で経過観察中だったが、2日に容態が急変し、安楽死の措置が取られた。

 管理する水野師は「かわいそうだが、こればかりは仕方ない。母系にオグリキャップが入っている(祖母アラマサキャップの父)希少な血統なので、そういう意味でも残念です」と愛馬の死を悼んだ。

 蹄葉炎は蹄内部の血液循環に障害による炎症。脚部の故障で加重のバランスが崩れた際に発症しやすい。激しい痛みを伴い、重症化すると起立が困難になり、予後不良となるケースも多い。名種牡馬サンデーサイレンスも、02年に蹄葉炎で死んでいる。

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2018年8月3日のニュース