レインボー引退発表 右前繋部浅屈腱不全断裂 来春から種牡馬

[ 2018年6月7日 05:30 ]

天皇賞・春でシュヴァルグラン(右、牡6=友道)を内から捕まえ悲願のG1初制覇を達成したレインボーライン(牡5=浅見)(撮影・平嶋理子)
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 JRAは6日、「第157回天皇賞・春」(4月29日、京都)でG1初制覇を果たしたレインボーライン(牡5=浅見)が「右前繋部(けいぶ)浅屈腱不全断裂」のため同日付で競走馬登録を抹消し、現役を引退したと発表した。

 同馬は通算22戦5勝、獲得賞金4億5046万6000円。重賞は16年アーリントンC(G3)、18年阪神大賞典(G2)、同天皇賞・春(G1)の3勝だった。今後は7月に優駿スタリオンステーション(北海道新冠町)へ移動し、来春から種牡馬となる予定。ステイゴールド産駒の現役種牡馬はドリームジャーニー、オルフェーヴル、ゴールドシップ、フェノーメノ、オーシャンブルー、リヤンドファミユに次いで7頭目となる。

 レインボーラインは天皇賞・春で1着入線後に右前脚を故障。滋賀県甲賀市のノーザンファームしがらきで経過観察されてきたが、症状が改善されず、長期の治療、休養を経ても競走能力の回復は見込めないと判断された。「第59回宝塚記念」(24日、阪神)の第1回および第2回ファン投票中間発表でも6位にランクインするなど、復活を願うファンから多くの支持を集めていた。同馬を所有する三田昌宏オーナー(68)は「これもサラブレッドの宿命であり、同時に誇りでもあるのでしょう。まずは生まれ故郷の北の牧場でゆっくりと傷を癒やしてほしい」とした。

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2018年6月7日のニュース