【細原・騎手で獲る 特別編】17日函館12R ブレイクマイハートの逃走劇だ

[ 2017年6月17日 08:00 ]

 いよいよ夏競馬がスタート。函館は「人と馬が近い競馬場」として親しまれ、日本で最も古い歴史がある。函館山が一望できる恵まれた環境で、JRAの競馬場の中で唯一、スタンドから海が望める絶好のロケーションにある。スタンドも開放的で、歩いている馬を低い位置から見ることができる「ダッグアウトパドック」は生で見て感動した。こんなにも魅力的な施設がありながら、開催は今年もわずか12日間。短すぎる…、というか勿体ない。売り上げ的に仕方ないことかもしれないが、地方競馬との連携などもっと活用の余地はあると思う。

 記者は昨年のこの時期は函館出張中。週中には雨が降り気温も例年以下と、ジャンパー必須の寒さだったが、レース当日の芝は絶好のコンディション。日曜メインの函館スプリントSでソルヴェイグがレコードV(1分7秒8)を決めたように、先行力あるスピード馬が幅を利かせていた。昨年通りなら今年も前有利の傾向か。

 勝負レースは函館12R(芝1800メートル)から。ブレイクマイハート◎。札幌で初勝利(芝2000メートル)を挙げたように、芝丈の長い洋芝は苦にしない。前走は体が減っていて本来のパフォーマンスを発揮できなかったが、リフレッシュ効果で馬体は回復。鉄砲は利き、単騎逃げも見込める相手で展開のひと押しにも期待できる。いきなりから狙い撃ちだ。単複で勝負。

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2017年6月17日のニュース