【香港・QE2世C】ムーア師「ワーザーは近走で一番の状態」

[ 2017年4月28日 05:30 ]

QE2世Cに2頭出しを図るムーア師
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 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、クイーンエリザベス2世Cにワーザーとデザインズオンロームを送り出す香港のムーア師を直撃した。

 ――クイーンエリザベス2世Cにはワーザーとデザインズオンロームの2頭出し。共に過去の同レースの勝ち馬です。

 ムーア師 2頭とも今年も良い状態なのでまた良い勝負になると信じています。

 ――まずはワーザー。前走(4着)はマイル戦で脚を余し気味。

 まあ、正直、前哨戦の意味合いもありました。距離的にも少し短かったし、内容としてはあれで十分。

 ――水曜はオールウエザー、木曜は芝で誘導馬を追い掛ける形。

 予定通りの調教はできました。動きも良かったし、明らかに状態は前走以上。

 ――勝った前々走(香港ゴールドカップ)と比べても引けを取らない?

 近走の中では一番と言ってよいくらい良さそうです。

 ――一方、デザインズオンロームですが、近走は以前ほど元気がない感じ。

 いろいろ工夫はしているのですが、前半に思った以上に置かれてしまう分、苦戦しているという感じ。

 ――木曜日に誘導馬を追い掛ける形で芝コースで追われました。

 動きは良かったので状態は悪くありません。今回の頭数(8頭)ならノーチャンスとは思っていません。

 ――ライバルと思う馬はいますか?

 一昨年の覇者であるブレイジングスピードは8歳とはいえ怖い存在です。あとは2000メートルでモーリスを破っているネオリアリズム。日本馬はレベルが高いのでこの馬も脅威です。

 ――それでも勝つ自信はある?

 もちろんです。2頭とも恥ずかしくないレースをしてくれるはずですよ。

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