【ジャパンC】ゴールドアクター100点!5歳で達した至福の馬体

[ 2016年11月23日 05:30 ]

至福の馬体ゴールドアクター
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 今の立ち姿をレース当日のパドックでも見せてくれ…。そんな思いでゴールドアクターの馬体写真を見ました。引き手を遊ばせながら、気持ち良さそうにハミをかんでいる。素直に気負いなく立っている。前回のG1天皇賞・春よりもリラックスしています。

 「これは駄目だ」。春の天皇賞でアクターを推奨していた私はそのパドックの姿に敗戦を悟りました。発汗しながら尻っぱねを繰り返した。怒気をはらむように耳まで絞っていた。外に振られやすい枠(17番枠)でしたが、実は枠入りする前に終わっていたのです。今回も精神状態がポイント。しぐさをさらに細かく見ていくと…。目つき、耳の立て方もとがりすぎてません。鼻の穴も開きすぎてない。尾の位置も正常。後肢に巻き込んだり、付け根を上げたりせず、滑らかに下りています。美浦トレセンにいる段階ではハッピーな状態です。

 体つきも申し分ありません。肩から首、背中、トモにかけて、とてもゆったりとした、ひと目でステイヤーと分かるつくり。G1初制覇を飾った昨年の有馬記念時よりも筋肉で張りが増しています。5歳になっての馬体の成長。晩成型なのでしょう。

 京都までの長距離輸送で臨んだ天皇賞・春と違って、今度は関東馬のホーム、東京が舞台。落ち着きを失わず競馬に臨める可能性はあります。馬具を工夫するなどイレ込み対策も講じるはずです。トレセンでは心身とも満点のコンディション。今の立ち姿をレース当日のパドックでも見せてもらいたい。

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2016年11月23日のニュース