東京メインで馬単万馬券、レインボー勝負の菊でも買い足し成功!

[ 2016年10月23日 17:39 ]

<京都11R・菊花賞>圧勝したサトノダイヤモンド(左)
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 【馬券顛末記】大観衆が詰めかけた菊花賞。大一番を前にまずは東京メイン・ブラジルCで横山典が魅せた。それまで後方脚質だったミツバで大胆な大逃げ。4角を回っても後方とは10馬身以上あり、坂の上りでも差は詰まらない。◎馬単・馬連で勝負していた細原も直線は絶叫。奇襲策がズバリはまった名手はゴール後に馬の肩をポン、ポンと叩いてクールに喜びを表現した。これには場内もどよめき、最後は拍手で鞍上を称えた。馬単万馬券を的中させ気が大きくなった細原は、すぐさま菊花賞◎レインボーラインの馬券を買い足しに走った。

 それから5分後の大勝負。場内は再びの名勝負に期待してボルテージは最高潮だ。細原も馬券を握りしめ記者席から観戦する。戦前に福永は「前が流れてくれないと厳しい」と折り合い面を危惧していた。それだけに序盤の先行争いがポイントになる。予想通り内のミライヘノツバサが主張してハナ。それにサトノエトワールが加わり、1周目のスタンド前から馬群は縦長になった。

 「ヨシッ!! 当方の思い描いた通りの展開だ。あとは勝負どころまで我慢が利いてくれれば…」

 願いが通じて直線は前で粘るエアスピネルを鼻差で交わし2着。馬連3510円をゲット。買い足し大成功だ。レース後の福永は納得の表情で「勝ち馬(サトノダイヤモンド)に離されたけど、最後までがんばっていた。いつも期待以上の走りをしてくれるね」と激走を称えた。前走の札幌記念3着。やはり、年度代表馬モーリスに首差まで迫った末脚はダテではなかった。馬券連発で財布が膨らんだ記者は、家族への手土産を持って家路を急いだ。

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