【毎日王冠】安田で大金星のロゴタイプ 田辺「ハナにこだわらない」

[ 2016年10月7日 05:30 ]

田辺裕信騎手
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 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、毎日王冠でロゴタイプに騎乗する田辺騎手を直撃した。

 ――ロゴタイプの前走(安田記念1着)を振り返ってください。

 田辺騎手 あの時は僕自身3度目の騎乗で折り合いはつくけど、切れる脚がないという特徴をだいぶつかめていました。

 ――つまりレース前から前へ行くつもりだった?

 マークされる立場でもなかったのである程度、前へ行こうというつもりでした。

 ――まんまとスローペースに持ち込んだ。

 本当はもっと離して行ってもいいと思っていたんです。モーリスだけでなくいいメンバーがたくさんいた。だからあまりぴったり後ろにつけられるのは良くないと考えていました。

 ――上手に1頭だけインを突いて後続の追撃を許しませんでした。

 奇をてらってインを突いたつもりはありません。あの日の馬場状態を見て大丈夫だと思いました。皆があんなに外へ行くとは思っていませんでした。

 ――逃げ切りました。

 馬の状態も良かったので結果的にはうまくいきました。ただ今回は同じような競馬はさせてもらえないでしょうから、改めて考えて乗らないといけないと思っています。

 ――またハナを奪いたい?

 スタートは上手なので前へは行けると思います。ただ、2~3番手でも折り合って走れるのでハナにこだわる気はありません。

 ――あまり速いペースにはなってほしくない?

 凄い瞬発力があるわけではないので上がりの勝負もどうか?と思うのですが、以前、それなりに流れた時は最後が思ったほど伸びてくれなかった。難しいところです。

 ――追い切りではどんな指示を?

 中間の時計は出ているけどそれほど追ってはいないので、しまいはしっかり行ってくださいと言われました。しっかり反応してくれて以前、休み明けで乗った時よりも良いと感じました。

 ――年齢的な衰えは?

 もっさりしてきた感じはあります。悪い意味ではありません。2歳から一線級で走ってまだまだバテていないといった感じです。

 ――天皇賞につながる競馬をしたいですね。

 ファンも多い馬ですし、厩舎の皆さんの大きな期待も感じています。良い形でG1へ向かえるよう、好結果を出したいですね。

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2016年10月7日のニュース