ウィナーズサークル死す…30歳、老衰 89年芦毛初のダービー馬

[ 2016年8月30日 05:30 ]

89年の日本ダービーを制したウィナーズサークル

 89年の日本ダービーを制したウィナーズサークル(牡30)が27日未明、老衰のためにけい養先の東京大学大学院農学生命科学研究科付属牧場(茨城県笠間市安居)で死んだ。

 88年に松山康久厩舎からデビューし、3番人気で迎えた大一番では、リアルバースデーとの叩き合いを制して世代の頂点に立ち、史上初の茨城県産、芦毛のダービー馬となった。2冠を狙った同年の菊花賞で骨折し引退したが、89年の最優秀3歳牡馬に輝いた。

 同馬を管理していた松山康久元調教師は「悲報を聞いて残念な気持ちでいっぱいです。思い出の多い馬。(主戦の)郷原君らと気性難を収めるよう取り組んだ結果、ダービーをつかむことができました。ありがとう。ゆっくり休んでください」と話した。通算成績は11戦3勝。

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