【新潟2歳S1週前追い】ずぶとい2歳 存在“アピール”

[ 2016年8月18日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=17日】窓に叩きつける暴風雨の音で目が覚めた高木。“風は競走馬の天敵”と梅崎先輩によく聞かされていたので「これは中止もあるな」の思いがよぎる。だが、ズブ濡れになりながらたどり着いたスタンドではすでに馬場入りを待つ馬の隊列が。自分の甘い考えを反省…。

 悪天候の中、坂路で軽快な動きを見せたのが新潟2歳S(28日)に出走予定のアピールバイオ。牧師が「動いてたなぁ」と目を丸くする4F51秒0~1F12秒4で駆け上がり、2歳馬とは思えないずぶとさを見せつけた。

 圧巻だったのが後続を8馬身ちぎった福島新馬戦。「前走は絡まれずに行けたし恵まれたよね」と師は謙遜するが負かした2、3着の馬が次戦を3、1着なら決してレベルが低かったわけではない。「小柄な牝馬でいきなりも大丈夫だし、(1800メートルから)マイルになっても問題ない」。気がめいるような美浦でキラリと光った存在感。1週前の“アピール”としては十分過ぎた。

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2016年8月18日のニュース