【福島新馬戦】マツリダダイキチ 競馬でも大吉だ

[ 2016年7月8日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=7日】今週の福島新馬戦(日曜5R)でデビューするマツリダダイキチ(牡、父マルカシェンク)に国枝師が鋭い視線を注いでいる。馬道を歩く480キロ前後の鹿毛馬の一挙一動に目を光らせると、長老記者の梅崎に笑顔を向けた。

 「大吉と出るか、おみくじを引いてみるまで分からないなあ。まあ、凶と出なければいいけど」。何が起きるか分からない新馬戦。脂ぎった顔で馬券情報を探ろうとする長老をダジャレでけむに巻くのだ。

 おみくじといえば、最近は凶を入れない神社が増えている。運勢は大吉、中吉、小吉、吉、末吉の5種類。国枝厩舎の出走新馬にも凶がない。直前の動きが不満なら話題の2歳馬でもデビューを延期する。「鳴くまで待とう」主義の厩舎だから出てきた以上は悪くても末吉以上。

 5月の千葉サラブレッドセール(調教セリ)で5400万円(税込み)の高値が付いた同馬も入厩1カ月、初陣にふさわしい動き。「セリでは馬っぷりも走りも良かった。稽古を重ねても気持ちが前向きだよね」。競馬でも大吉と出るか。

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2016年7月8日のニュース