【安田記念】ダノンシャーク8歳衰え知らず 持ったまま2馬身先着

[ 2016年6月2日 05:30 ]

4年連続挑戦のダノンシャーク(左)

 14年マイルCSの覇者ダノンシャークは、8歳でも衰えるどころか心身ともに充実している。最終追いは坂路でゾンコラン(3歳未勝利)と併せ馬。残り1F手前で僚馬に並びかけると、最後まで持ったままの手応えで2馬身先着した。ラスト1Fは12秒2の切れ味だ。見守った大久保師も納得の表情で口を開いた。

 「もうパターンのできている馬だから、いつも通りの感じ。先週までに下(CWコース)でやっているし、馬はできている。活気があって年齢も感じない。自信を持って出せる」

 前走のマイラーズC(2着)は最内枠から器用に立ち回って地力を示した。馬券に絡んだのはG1タイトルを手にした14年秋以来。指揮官は「最近は詰まったり、運のないレースが多かった。この条件は合っているしスムーズに回ってきてくれたら」と力を込める。

 安田記念は4年連続の挑戦。13年3着、14年4着とコース適性は示している。指揮官は「モーリスの絶対能力は凄い」と年度代表馬に敬意を表しつつも「競馬なんで何があるか分からない。運が向けば、チャンスはある」と意気込みを語った。“1分31秒5”の持ち時計はモーリスより速い。今の東京の高速馬場は望むところだ。

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2016年6月2日のニュース