“勝ち癖”取り戻したラクテ初の千七に挑む

[ 2016年2月12日 05:30 ]

今開催のクロッカス特別で復活Vを飾ったラクテ

 【地方競馬です!!】南関3歳世代屈指のスピードを誇るラクテ(牡=大井・寺田)が今開催初日(8日)、5カ月ぶりに先頭でゴールを駆け抜けた。2歳戦で1400メートル準重賞まで破竹のV4を飾るも、その後は大井、川崎、浦和でマイル重賞4、11、11着。しんがり負けが2度続いた。勝ったのは相手関係が有利なクロッカス特別だったが主戦・上田は「良かった。ホッとしました」と安どの笑みを浮かべた。

 初の58キロを背負い、主導権を奪うのに少し苦労したが、1200メートル1分13秒4で2馬身差完勝。上田は「追って味というか、しまいの走りは以前より力強くなった。左回りの2戦は途中で(集中して走ることを)やめていた。やっぱり右回りで自分の型、ペースで行ければ違う」と続けた。

 得意のスプリント戦へ路線変更!?そうではない。9日のマイル準重賞・雲取賞でも重量設定は58キロ。陣営がもう一度“勝ち癖”をつけたいとの思いで選んだ短距離特別だった。次走はクラシックへ最も重要なステップ、S2京浜盃(3月16日)。初の1700メートルに挑む。「距離などに課題はあるが、まずはここに全力投球」と寺田師。まさに試金石の一戦となりそうだ。 (池田 裕文)

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2016年2月12日のニュース