【ジャパンC】クイーンをV指名!史上2頭目、3歳牝馬の戴冠だ

[ 2015年11月24日 05:30 ]

V候補に浮上した牝馬2冠馬ミッキークイーン

 ジャパンC過去10年のデータを徹底分析した結果、3歳牝馬の2冠馬ミッキークイーンがV候補に浮上した。

 (1)外国馬 今年参戦の外国馬は全て年内G1勝ちとハイレベルだが、05年優勝馬アルカセットは、同年に2400メートルの重賞を2勝(G1、G2)しての参戦だった。イトウ、トリップトゥパリス、ナイトフラワーの3頭は12F以上の重賞は年内1勝のみ。少し物足りない。

 (2)前走 国内外問わず、G1・7着以下から優勝した馬はいない。注目のG1・6勝馬ゴールドシップだが、前走・宝塚記念は出遅れがあったとはいえ15着。これだけ負けすぎると少々不安だ。

 (3)近走 コンスタントに成績を残す安定感も必要。フランスから参戦するイラプトだが、2走前・ニエル賞(G2)で大差4着負け。準オープン勝ちしたばかりのジャングルクルーズは勢いが魅力だが、2走前に9着。全幅の信頼は置けない。

 (4)東京実績 外国馬以外の優勝馬9頭は東京の重賞V、またはG1・3着以内の実績があった。ショウナンパンドラはヴィクトリアMで8着、天皇賞・秋4着とコース実績がいまひとつ。ここで脱落する。

 (5)乗り代わり 乗り代わりで優勝した日本馬はスクリーンヒーロー、ウオッカ、ジェンティルドンナ(13年)、エピファネイアの4頭だが、これら全てが日本人から外国人騎手へのスイッチ。ラブリーデイの前走は川田の騎乗停止による浜中へのテン乗りという事情があったが、データ上は不利となる。

 結論 全ての条件をクリアしたのは今年の牝馬2冠馬ミッキークイーン。12年ジェンティルドンナに続く史上2頭目の3歳牝馬Vの偉業を達成する。

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2015年11月24日のニュース