【マイルＣＳ】ミスターＸ　大一番へ万全仕上げのエレガント

　京都１１Ｒ・マイルＣＳはケイアイエレガントを指名する。ここを含め、多くても引退まで残り２戦。ラストランへの陣営の気迫が伝わってくる。状態面は尾形充師が「攻めに攻めた。前走を一度使われた上積みもあるし、この馬の１００％に近づけた。馬に気合が乗っているよ」と太鼓判。大一番へ万全の仕上がりだ。

　４カ月ぶりだった前走・府中牝馬Ｓは果敢に逃げて残り５０メートルまで粘った。最後は力尽きて９着に敗れたが休み明けで勝ち馬に０秒４差なら及第点だろう。

　今回は４走前・京都牝馬Ｓで鮮やかに逃げ切った舞台。２～７着を差し馬勢が占める中で押し切った内容は強かった。その後に重賞を勝ったウリウリを完封したのも評価を高める。前走より２００メートル短くなった平たんコース。相手は強くなるが、ここなら涙を飲んだ“５０メートル”を克服できる可能性は十分ある。

　師が「ロスなくスムーズに運ぶことができるよ」と喜ぶ、好枠２番枠もゲット。最後の激走へ、風が吹いてきた。馬連（２）から（５）（７）（８）（１０）（１５）（１６）