【エ女王杯】ノボリディアーナ 得意舞台で前走超えの末脚見せる

[ 2015年11月13日 05:30 ]

松永昌師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、エリザベス女王杯にノボリディアーナを送り込む松永昌師を直撃した。

 ――ノボリディアーナの前走(府中牝馬S1着)を振り返ってください。レース前の雰囲気は?

 松永昌師 落ち着いていて良い感じでした。若い頃は多少テンションの上がることもあったけど、今は輸送が入っても落ち着いたもの。何も心配はありません。

 ――スタートで時々遅れることがある。

 前走も半馬身ほど遅れました。やっちゃったかな?と思ったけど、結果的にはそれが良い方に出てくれました。

 ――後方に位置しているのを見ても、不安にはなりませんでしたか?

 随分ゆっくり行くな?と思ったので全く心配しなかったわけではありません。ただ、前へ行っても後ろからでもどちらでも競馬ができる。そういう自在性があるタイプなので、あの位置で伸びてきてくれるとは思いました。

 ――実際、直線は素晴らしい伸び脚を披露。

 長く良い脚を使ってくれました。なかなか良い勝ちっぷりだったと思います。

 ――今回の位置取りなど、作戦面は?

 おそらく今回も後ろから差す形になると思います。前へ行ってもそれなりに粘るけど、前走の競馬を見たらうまく脚がたまればもっと強い感じがありますので。

 ――京都も6戦3勝。ウリウリを破ってオープン勝ち(13年白百合S)をしたコースでもあります。

 その辺の実績は心強く思っています。ただ、距離の2200メートルは初めてになるのでそのあたりがどうかでしょう?

 ――前走のようなしっかりした末脚を見る限り大丈夫そう?

 そう考えています。そういう意味でも変に先行して粘り込むより、末脚を生かす競馬に徹した方がいいのかな?という気持ちでもあります。

 ――前走の反動は?

 輸送されてあれだけの競馬をしたにもかかわらず、反動は全くありませんでした。至って順調にきています。

 ――最終追い切りはしまい重点。

 1週前にある程度やっていたので最終追い切りは末を伸ばす程度。しっかり動いてくれたし、良い状態を維持していると思います。

 ――鞍上は武豊騎手。

 テン乗りがどうというレベルの騎手ではなく、むしろ心強いです。良い結果に導いてくれると信じています。

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2015年11月13日のニュース