【エ女王杯】3連勝中ウインリバティ 初G1で成長示す

[ 2015年11月13日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=12日】前日付紙面の美浦発ドキュメントで長老記者の梅崎先輩が取り上げた3連勝中のシュンドルボンが柏原は気になっていた。同じ3連勝中のくくりで言うなら栗東にも楽しみな存在がいる。ウインリバティだ。今年の小倉サマーシリーズで都井岬特別(500万)、西海賞(1000万)を立て続けに制し、前走・ムーンライトハンデを逃げ切って一気にオープン入りを決めた。

 安持厩務員は「3歳の頃から重賞に使ったり結構、強いメンバーと戦っていたんだけど当時はまだ馬に実が入っていなかった。それが古馬になって成長して体も増えてきた。それにしても3連勝はビックリ。想像以上だよ」とその要因を明かした。

 追い切り翌日のこの日は厩舎周りの運動で体をほぐした。その後はキレイに手入れされ、馬房でリラックスムード。普段は気のきつい面があるという。「体を触られるのを嫌がる。皮膚が薄いから、くすぐったいんだろうね」と安持厩務員。もちろん、皮膚の薄さは悪い材料ではない。黒鹿毛の馬体は毛づやが良く、皮膚の薄さが体の張りや柔らかさを感じさせる。いかにも具合が良さそうだ。

 「中6週で少し間は空いたけど夏に2回、小倉に行ったし、こういうローテで良かったんじゃないかな。カイバをしっかり食べるのが何より。具合はいいよ」

 1着ハープスター、2着ヌーヴォレコルトで決まった昨年のチューリップ賞が5着。力の片りんを示していた。あれ以来、久しぶりの重賞参戦がG1。ここは成長を示す一戦にもなる。

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2015年11月13日のニュース