【菊花賞】ベルーフ 秋華賞クイーンに続く浜中&池江“黄金コンビ”

[ 2015年10月23日 05:30 ]

好調をキープするベルーフが混戦の菊を制す

 先週の秋華賞をミッキークイーンで制した池江厩舎&浜中のコンビはベルーフで参戦。2週連続でのG1制覇へ意欲満々だ。

 池江師と浜中の作戦がズバリとはまった先週の秋華賞。ミッキークイーンで好位差し切りV。大外18番枠からのスタートだったが、京都の小回りコースを踏まえ積極的にポジションを取りに行き、直線はクイーンズリングの強襲を首差振り切った。浜中は「秋華賞を勝ったことで、後(菊花賞、天皇賞秋)が楽になりました」と安どの表情で振り返る。というのも土曜の京都2Rで川田が騎乗停止になり、ベルーフ(菊花賞)、ラブリーデイ(天皇賞・秋)の騎乗依頼が舞い込んできたからだ。

 その2頭を頼んだ池江厩舎は菊花賞にベルーフとサトノラーゼン(鞍上・岩田)の2頭出し。Vなら11年に記録した菊花賞(オルフェーヴル)→天皇賞・秋(トーセンジョーダン)以来、自身2度目のJRA・G1・2週連続制覇となる。ベルーフの浜中も自身初の記録達成となる。「川田さんからは3000メートルは馬が飽きてくるところがあると聞いている。調教の感触でも気難しいところがあったので気を抜かさずに競馬ができれば」と水曜の最終追い切りでは自ら手綱を取り好感触を得ている。

 池江師は「夏場から使ってきているが、この馬に関しては上積みがある。前走(セントライト記念5着)で折り合いといい集中力を見せてくれた。その競馬ができれば」と力を込める。厩舎3週連続の大舞台で手綱を託す池江師も、若武者への期待と信頼は絶大だ。

 「秋華賞は馬も頑張ってくれたが、好騎乗もあった。デビューしたときから上手だったし根性もある。何よりイケメン(笑い)。“競馬界の五郎丸”になってほしいね」

 ラグビー界の至宝にイメージを重ね合わせジョークを交えたトレーナーらしい表現で最大級の賛辞を贈る。2冠馬ドゥラメンテ不在の混戦菊。この絶好調コンビから目が離せない。

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