【秋華賞】クイーンズリング2着 最速上がりも首差無念

[ 2015年10月19日 05:30 ]

 あらためて力を示す走りだった。道中は後方でじっと脚をためたクイーンズリングが直線、外に進路を取ってグイグイ伸びてくる。次々と前をかわして、あと1頭。オークス馬ミッキークイーンに首差まで迫ったところがゴールだった。

 メンバー最速の上がり3F34秒1を刻んでも2着。M・デムーロは「残念!凄く頑張ったんだけど、勝った馬が強い。あの馬は併せ馬になったら負けない。でも僕の馬も雰囲気は良かった」と悔しそうに振り返った。

 デビュー3連勝でフィリーズレビューを制した春は桜花賞4着、オークス9着。夏場の放牧を挟み、体がしっかりしたことでレース後のダメージが小さくなった。この日は前走・ローズS(5着)から8キロ増の458キロ。吉村師が思い描いた通りの仕上がりだった。「当日どうしても体が減るタイプだから近場の京都はいい方に出ると思っていた。4コーナーでもう少しスムーズに出せたら…という思いはあるけど、よく走ってくれました」。敗れはしたが、その表情は明るかった。

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2015年10月19日のニュース