【オールカマー】マイネルミラノ“一発ある”逃走劇で番狂わせだ

[ 2015年9月24日 05:30 ]

柴田大を背に単走で追い切るマイネルミラノ

 番狂わせの主役はいつの時代もフロントランナー(逃げ馬)が演じるものだ。こんな米国の競馬格言はオールカマーでも生きている。新潟記念を9番人気で2着に食い込んだマイネルミラノの追い切り。スタンドで見届けた相沢師が不敵な笑みを浮かべながら言い放った。「逃げてもいいし、4角先頭でもいい。自分のリズムで行ければ一発あるぞ。それだけの状態を維持しているから」

 Wコースで単走追い。主戦・柴田大を背に栗色の馬体が弾んだ。大外を回って5F66秒8。「馬場の真ん中を走っていたら65秒ぐらい出ていた。前走の疲れも取れている」と同師が続ければ、柴田大も「前走時と比べても悪くない動きだし、(新潟よりも)小回りコースの方が合っている」と語った。中山はメンバー中最多の4勝。3頭のG1馬を相手に、再び番狂わせを演じるフロントランナーだ。

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2015年9月24日のニュース