【オールカマー】ロゴタイプ始動!得意中山で反撃開始!

[ 2015年9月22日 05:30 ]

<オールカマー>始動するロゴタイプ

 秋の中山シリーズは後半戦突入。今週は古馬G1級が集結した「第61回オールカマー」がメーン。朝日杯FS&皐月賞と中山でG1・2勝を挙げているロゴタイプが満を持して始動する。夏場は放牧でリフレッシュし盤石の始動態勢が整った。ベストコースの中山で底力を誇示するつもりだ。

 G1・2勝馬ロゴタイプが思い出が詰まった中山で完全復活を懸ける。5歳を迎えた今春は年初の中山金杯2着。3月の中山記念(2着)はヌーヴォレコルトと首差の死闘。復調の手応えはつかんだ。しかし、前走・大阪杯は不良馬場が響いて5着。安田記念は体調が整わないため潔く見送り、じっくりと秋に備えた。

 管理する田中剛師は「大阪杯にしても、それほど負けていない。今思えば、春は強い馬と接戦してきたし、よく頑張ったと思う」と振り返った。確かに中山金杯で先着を許したラブリーデイは宝塚記念でG1制覇。大阪杯は1着ラキシス、2着キズナ、4着スピルバーグとG1馬が大集合。白星こそ恵まれなかったが、悲観する春ではなかった。

 夏は涼しい社台ファーム(北海道千歳市)で英気を養った。その後、山元トレセン(宮城県)を経由し、9月3日に美浦帰厩。16日の1週前追いは指揮官自らが手綱を取り、Wコースで5F67秒4~1F13秒5(いっぱい)。併せたノースショアビーチ(4歳1600万)を6馬身ちぎった。「1週前の時点である程度びっしりやるのがこの馬のパターン。行きっぷりが良かったし、これでガス抜きもできたと思う。いい頃の走りに戻りつつある」。既に臨戦態勢は整っている。

 中山芝は【3210】と全て馬券圏内に快走。2歳の朝日杯FSでG1初優勝を飾り、皐月賞を射止めたメモリアルコース。「早めに動いて、押し切るのが持ち味。そういう意味でも中山は合っている。何とか、強いロゴタイプを皆さんにお見せできれば」と同師は復活を誓った。同期のダービー馬キズナ、菊花賞馬エピファネイアがターフを去った今、ロゴに懸かる期待は熱く大きい。皐月賞以来、約2年5カ月ぶりの白星で完全復活を飾れば、再びG1舞台が待っている。

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2015年9月22日のニュース