【宮島・グラチャン】ダッシュで連勝!がばい祭り、峰が躍る

[ 2015年6月24日 05:30 ]

初日で連勝発進を決めた峰竜太

 がばい祭りの幕開けだ。宮島ボートのSG「第25回グランドチャンピオン」は23日スタート。15年後期適用勝率で1位に立った峰竜太(30)が、ダッシュ枠2走ながら圧巻の走りを披露して連勝発進。SG初Vに向けて、最高の滑り出しを飾った。一方、初日メーンの12Rドリーム戦は5号艇の深川真二(41)が差し切って快勝。佐賀支部が誇る個性派コンビが初日の見せ場をかっさらった。

 来期勝率トップが、その存在感を見せつけた。オープニングの初日1Rに4号艇で臨んだ峰は、カドから豪快にまくって白星発進。続く8Rでは大外から鮮やかにまくり差して突き抜けた。「早いスタートが決まったのは、たまたまだが足はいい。中間速が凄くいい上に回りやすさもある。僕にとって最高の仕上がり」。早くも満足できる機力を引き出し、これ以上ないスタートダッシュを決めた。

 現在は、昨年のヤングダービー優勝戦FのペナルティーによりG1、G2に出場できない。競走得点の低い一般レースが主戦場になってしまった。だが、破竹の勢いで結果を出し続け、15年後期適用勝率は全選手トップとなる8・70をマーク。「勝率が8点を超えた頃から1位を狙っていた。トップに立って天狗(てんぐ)になっていたけど、この連勝で鼻がさらに伸びた。最終日まで伸ばし続ける」。目指すは当然、悲願のSG初制覇だ。「いつも優勝を狙ってきたが、こういう成績だとさらに力が入る。このリズムと気持ちを切らさないようにしたい」。まずは2日目12Rで3連勝を飾る構えだ。

 この峰が「一番おいしいところを持っていかれた」と悔しがった相手が佐賀支部の先輩・深川。12Rドリーム戦は枠なりの5コース発進になったが、1Mで最内を鋭く突いて差し切り勝ち。特に、直線の動きは目立っていた。24日の2日目は6R3号艇、11R1号艇の2走。本来の“仕事場”であるスロー水域から、強力パワーを発揮する。

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2015年6月24日のニュース