【朝日杯FS】ジャストドゥイング 1Fの距離短縮プラス

[ 2014年12月17日 05:30 ]

距離短縮がプラスになりそうなジャストドゥイング

 【G1ドキュメント=16日】火曜の栗東は朝から雨予報。寺下は外に出たが、奇跡的に雨は降っていなかった。風も吹いておらず、気温3度でも寒く感じない。“日頃の行いのおかげ”かと、気分良く穴馬探しを開始した。調教スタンド2階に上がると、ジャストドゥイングを送り込む中竹師とバッタリ。前走(東スポ杯2歳S)10着からの反撃の可能性を聞いた。

 「手応えほど伸びなかったですね。2走前(芙蓉S1着)は超スローだったけど、前走は平均的なペース。流れもあるのかな」

 未勝利から3戦連続で芝千八のレースを選択。ここ2戦の前半1000メートル通過は67秒4、60秒3。2走前はヨーイドンの瞬発力勝負だったが、前走はスタミナを求められるタフな流れだった。同じ距離でも求められる資質は違ったのだ。

 母ストラテジーは芝千二で4勝。その血統背景から、前走は分が悪い流れだった。母も管理した指揮官は「お母さんは胴が詰まって、もろスプリンターという感じだった。(その子は)ゆったりしているし体形が違う。距離は持つかなと思って使ってきたけど、頭が高くてアクションが大きい走りは、お母さんに似ている」と共通点も口にする。

 前走のレース内容、血統面から1Fの距離短縮はプラスに出そう。唯一経験したマイルのデビュー戦は、後の札幌2歳S覇者ブライトエンブレムと0秒2差の2着。前崩れの展開でも好位から、しぶとく粘った。「本質的にはマイラーか、さらに短いところかもしれない。距離が縮まるのは好材料」と指揮官。今回、変わる可能性は十分あると感じた寺下は降りだした雨の中、新たな穴馬探しに向かった。

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2014年12月17日のニュース