【香港国際競走】マイル挑戦ワールドエース 軽快に四肢伸ばす

[ 2014年12月14日 05:30 ]

 香港国際G1の4競走(14日、シャティン競馬場)に参戦する日本馬9頭の前日調整が13日、同競馬場で行われた。

 4頭の日本馬が出走する香港マイルで出色の動きを見せたのがワールドエース(牡5)。池江師の父、池江泰郎元調教師も見守る中、オールウエザーで軽快に四肢を伸ばした。「歩様が柔らかくて落ち着いている。近走は道悪や不利があって力を出し切れていないが、今年一番いい雰囲気になった」と池江師。香港の出走表に付された中国語馬名は“世界王牌”。「凄い名前にびっくりしたが、ここでいいレースをして来年は国内マイルG1を2つ(安田記念、マイルCS)勝ちたい」(同師)と手応えを膨らませた。

 香港遠征初戦で9着に敗れたハナズゴール(牝5)も一変ムード。加藤和師は「前回は日本を出国する前に熱発し、輸送でげっそりやせてしまった。今度は豪州のG1を勝った時と同じ雰囲気になっている」と回復ぶりを強調する。引退レースとなるグランプリボス(牡6)。矢作師は「最後なので悔いの残らない仕上げをした。3度目の海外遠征で最もいい状態」と語る。フィエロ(牡5)も「芝をつかんで直線でグッと来る走りだった」(藤原英師)と手応え。日本上位独占の期待を背負ってゲートインする。

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2014年12月14日のニュース