【チャレンジC】トーセンスターダム 差し切って10カ月ぶりV

[ 2014年12月14日 05:30 ]

<チャレンジC>トーセンスターダムの復活Vに鞍上の武豊も笑顔

 「第65回チャレンジC」が13日、阪神競馬場で行われた。5番人気のトーセンスターダムが力強く差し切ってV。2月のきさらぎ賞以来、約10カ月ぶりの勝利を挙げた。クラシック候補と期待された逸材が、暮れの仁川で復活した。

 武豊のステッキに応え、雄大なフットワークで一完歩ずつ差を詰める。内から抜け出したデウスウルト、馬体を併せたフルーキーを抑えてV。デビューから8戦連続で手綱を取ったパートナーの復活に、“ユタカ・スマイル”がはじけた。

 「うれしいですね。道中はいい感じだなと思っていたし、直線も手応えが良かった。ようやく、この馬らしさを感じられました」

 同じ3歳のエイシンヒカリが、前半1000メートル通過58秒8のよどみないペースで逃げる展開。武豊は慌てず後方2番手で脚をためた。直線で早々と先行馬がバテる中、上がり3F最速の34秒6の瞬発力を発揮。名手の好判断が勝利に導いた。

 ◆トーセンスターダム 父ディープインパクト 母アドマイヤキラメキ(母の父エンドスウィープ)牡3歳 栗東・池江厩舎所属 馬主・島川隆哉氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績8戦4勝 総獲得賞金1億2万2000円。

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2014年12月14日のニュース