【ジャパンC】トレーディングレザー、一発の予感 高速馬場も合う

[ 2014年11月28日 05:30 ]

東京競馬場の芝コースで追い切るトレーディングレザー

 トレーディングレザーが意欲的な調整で一発ムードを漂わせた。東京競馬場の芝は不良。10月の英チャンピオンSを道悪のため回避した同馬にとって歓迎できる馬場ではなかったはずだが、残り5Fからペースを上げていく。8F112秒1~1F12秒1。ラストは馬なりのまま鋭く脚を伸ばした。

【ジャパンC】

 レースでも手綱を取るマニングは「馬場はそれほど重くなかったし、動きも良かった。今の状態に満足している」と晴れやかな表情。ボルジャー師の代理を務めるオドノヴァン調教助手も「元気で100%に近い状態」と胸を張った。

 昨年のアイルランドダービー馬。その後は7戦未勝利だが、2、3着が各3回と安定した走りを見せている。最大の魅力は馬場適性。マニングもオドノヴァン調教助手も「速い馬場は合う」と自信をのぞかせる。所有するのはJRAの馬主でもあるシェイク・モハメド殿下率いるゴドルフィン。同名義ではジャパンCで99年ハイライズ、00年ファンタスティックライトが3着と好走。日本向きとの確信があればこその出走だ。

 前走・愛チャンピオンSは今年の仏ダービー馬ザグレーギャツビー、英愛ダービー馬オーストラリアに次ぐ3着。マニングは「パフォーマンスは良くなってきている。トップクラスの馬と戦ってきて、今がピークの状態」と強気な姿勢を貫いた。83年スタネーラ以来となるアイルランド馬のVへ。ゴドルフィンの刺客は侮れない存在だ。

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2014年11月28日のニュース