【アルテミスS】ココロノアイ 重賞初制覇!横山典は“苦笑い”

[ 2014年11月2日 05:30 ]

アルテミスSを制したココロノアイ(右から2頭目・16番)

 「第3回アルテミスS」が1日、東京競馬場で行われ、9番人気の横山典騎乗ココロノアイが直線抜け出して重賞初制覇を飾った。外から猛追するレッツゴードンキを鼻差抑えて未勝利戦に続く連勝ゴール。「(手綱を)持っていかれて、ひどい競馬になった。やんちゃな娘に引きずり回された」と横山典は苦笑いを浮かべた。向正面で引っかかって馬群の外から急加速。2番手スマートプラネットの後ろに入れてようやく折り合えた。「前向きな気持ちが出てしまって…。何とかしのいでくれた」

 そんなやんちゃな競馬でも勝つのだから素質は超一級だ。87年の牝2冠を制したマックスビューティの曽孫に当たる血統。今後は阪神JF(12月14日)に向かう。「課題は多いが、ホクトベガの酒井牧場(北海道浦河)生産馬で勝てたのがうれしい」。義理と人情のベテランは悲喜こもごもを味わった名牝の名を口にした。

 ◆ココロノアイ 父ステイゴールド 母ビューティソング(母の父デインヒル)牝2歳 美浦・尾関厩舎所属 馬主・(有)酒井牧場 生産者・北海道浦河町酒井牧場 戦績3戦2勝 総獲得賞金3643万7000円。

続きを表示

2014年11月2日のニュース