【とこなめ・BRダービー】山田SG初陣連対!“最速コウジ”襲名だ

[ 2014年10月16日 05:30 ]

SGデビュー戦で見事2着に入った山田康二。16日の2&8レースへ闘志をみなぎらせる

 台風接近のため1日順延したSG「第61回ボートレースダービー(全日本選手権)」は15日、愛知県常滑市のボートレースとこなめで開幕した。SG初出場の山田康二(26=佐賀)はデビュー戦を飾った3人の中でただ1人連絡み。2日目以降も得意のとこなめ水面で台風の目となりそうだ。注目の初日12Rドリーム戦は、連覇を狙う瓜生正義(38=福岡)が快勝した。

 とこなめの「コウジ」は池田だけじゃない!SG初戦となった昨4R、4コースカドから若さあふれる全速外マイ。同じくSG初陣の深谷、中田はそれぞれ5、4着だったが、堂々の2着でゴールした。舟足は早くも伸びを中心に好仕上がり。深谷が後半7RでSG初1着を取ると「僕も水神祭を挙げられればおのずと準優は見えてくる」と意気込んだ。

 11年の最優秀新人選手として期待されたが、一昨年は勝負駆け失敗、昨年は事故率オーバーで出場を逃した。挫折を乗り越え、今年は狙って初切符をつかみ取った。

 当地は大会前まで32戦20勝、2節連続優勝中と好相性を誇る。前回(昨年11月)は11戦10勝の準パーフェクトV。しかも残り1戦は転覆と強烈なインパクトを残した。競走水面の電光掲示板の隣には「地元大スター 池田浩二」の看板が出ているが、こっちの康二も侮ることなかれ。

 山田は「いやいやいや、湯川(浩司)さんもいるし、僕は追随するだけですよ」と謙遜したが、瞳の奥は闘志メラメラ。くしくも2日目8Rはその湯川、池田と一緒に組まれた。最速の「コウジ」は誰か。注目だ。

 エース1号機を操る仲口はレース本番でも評判通りのパワーを披露し快勝。外枠2走で2、1着の井口は強烈な伸び、同じく2、2着の中島は軽快な実戦足を見せた。瓜生快勝のドリーム戦では2着の菊地も好気配。ほか松井、上平、吉田の動きも目立った。

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2014年10月16日のニュース