【札幌記念1週前追い】ゴールドシップ 公開激走に620人熱視線

[ 2014年8月14日 05:30 ]

ゴールドシップ(手前)は先行させた僚馬アドマイヤランディにキッチリ先着

 札幌記念の1週前追い切りが13日、函館、札幌両競馬場で行われた。函館では「ゴールドシップ号の調教を見にいこう!」と銘打たれた、重賞のない週の異例の公開調教。函館のファンの熱視線を一身に浴び、ゴールドシップ(牡5=須貝)の白い馬体が躍動した。朝一番に雨が降るあいにくのコンディションにもかかわらず、徹夜組6人を含む620人ものファンが訪れた。

 横山典を背にWコースでアドマイヤランディ(3歳1000万)を追走。直線で外に併せると力強い伸び脚でパートナーをかわし去った。5F70秒0~1F13秒2。鞍上が「雨にたたられたけど気分よく歩いてくれたし走りも良かった。機嫌も良さそう」と好感触を口にすれば、須貝師も「凄くいい雰囲気。馬体の緩みもなく、想定通りに仕上がっている」と満足げな表情を浮かべた。

 横山典との初コンビで臨んだ前走・宝塚記念は3馬身差の完勝。師は「今までで一番負担のかからない楽な競馬だった」と振り返る。おかげでその後の調整も順調。横山典も「カイバも食べているというし、(今浪)厩務員さんもいいと言っている。順調のひと言」と話した。

 凱旋門賞に向けての重要な一戦。来週の函館での最終追い切りはロゴタイプとの豪華併せ馬も予定している。デビュー戦を飾った地に多くの話題を提供し、いざ札幌へ。師は「ノリとゴールドシップが楽しんで走ってくれたら。いい結果を出してフランスに行きたい」と抱負を語った。

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