進撃再び!村上義、復帰戦見事白星「我慢してきて良かった」

[ 2014年8月1日 05:30 ]

復帰戦で1着になりファンの声援に笑顔で応える村上義弘

 選手会脱退騒動による自粛が明けた18選手のうち、5選手が31日の向日町競輪で復帰。村上義弘(40)、渡辺一成(30)、稲垣裕之(37)が白星を飾った。村上博幸(35)は3着、成田和也(35)は6着だった。

 脚に感謝の気持ちを込めた。初日12R。地元の温かい拍手、歓声を心地よく浴び、村上義は松岡の番手から楽に抜け出した。「村上~!」「待ってたぞ!!」。千両役者は表彰台でしっかりと前を向いた。「人生で一番、苦しかった。しかし、ファンの声援のおかげで戻ってくることができた。我慢してきて良かった」。一瞬、表情が感極まった。だが、割れんばかりの拍手に、すぐ笑顔が戻った。声援がやむと、こう宣言した。「再スタートのここから、競輪選手の理想を追いかけていきたい」。競輪魂の炎は消えていなかった。村上義の進撃が、また始まる。

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2014年8月1日のニュース