【日本ダービー】イスラボニータ・蛯名 つかんだ自信手に2冠へ

[ 2014年5月28日 05:30 ]

坂路で調整するイスラボニータ

 ターフライター・平松さとし氏の「The Keyman」特別編は、皐月賞馬イスラボニータとのコンビで22回目のダービーに臨む蛯名正義(45)の胸の内に迫った。

 ――イスラボニータですがデビュー時のゲート不安はすっかり解消。

 「当時から将来性があると思っていたので無理に(ゲートを)出そうとしませんでした。一戦ごとに覚えてくれて、今ではむしろ早いくらいです」

 ――前走(皐月賞1着)も好スタートから中団に。

 「はい。ポンと出たけど折り合ってくれたので自然と中団の位置になりました」

 ――ここ数戦、掛かり気味の競馬が続いたが。

 「でも前走に関しては全く掛かるそぶりを見せませんでした。新馬戦以来の折り合いで、おかげで最初のコーナーもスムーズにさばけました」

 ――道中は1番人気トゥザワールドや3番人気トーセンスターダムを視界に入れる位置。

 「マークしたわけではないけど、たまたまそういう並びになりました。これは運が向いていると思いました」

 ――向正面では早くも外めに出していきました。

 「内(2番)枠だったけど、元来、跳びの大きな馬なので、どこかで外に出そうとは考えていました。結果、良いタイミングで出せたと思います」

 ――3コーナーからは仕掛け気味に動いていった。

 「とにかく前半、何のロスもなく上手に折り合ってくれたので、ここから動いても大丈夫だろうと、早めにゴーサインを出していきました」

 ――直線入り口では少し膨らみ気味。

 「右回りの実戦は初めてだったし、余力もあったから勢いよく走っちゃったという感じ。いっぱいになってヨレたわけではありません」

 ――先頭に立つと手前(軸脚)をコロコロ替えていた。

 「元からそういう走りをする馬。それで失速するわけではないので気にはなりませんでした。それよりも何とか我慢してくれ!という気持ちで追っていました」

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