【福岡・オールスター】絶好田口　全２４場制覇＆女子初のＳＧ戴冠へ

絶好調の田口節子は女子初の偉業に挑む

　どでかいことをやってのけそうだ。総合力は女子Ｎｏ・１の田口。今年に入ってＶ５の固め打ち。まるがめ（１月）、江戸川（４月）、若松（５月）の３場で初優勝を飾った。オールスターの舞台となる福岡を残し、全２４場制覇へリーチ。女子初のＳＧ戴冠とのダブル快挙へ期待は高まる一方だ。ただ、田口自身は「プレッシャーになるので考えないようにしたい」と平常心を強調した。

　井口、田村隆信、森高、丸岡、湯川とＳＧウイナーを輩出した８５期「銀河系軍団」の１人。挫折を繰り返しながら１１、１２年の女子王座で史上３人目の連覇を達成した。昨年はＡ２級落ちなどスランプに陥ったが大みそかの平和島で１年３カ月ぶりの復活Ｖ。「誰でも浮き沈みはある。（不調は）乗り越えられることを経験から学んだ」と確変モードにつなげた。

　操る１９号機の感触はいまひとつだったが「今回は女子が１２人もいるしリラックスして臨めそう」と笑顔。ダブル快挙について「いやいやいや…」と苦笑したが、まずは男子に負けないエンジンパワーを引き出す腹積もりだ。前回大会は予選をオール３連対でクリア。ギャラクシー世代の女王に求められるのは予選突破よりも、はるか上だ。