【天皇賞・春】4着キズナ ディープ産駒“距離の壁”破れず…

[ 2014年5月5日 05:30 ]

<天皇賞・春>4着に終わったキズナと武豊

 スタンドから悲鳴が上がった。単勝1・7倍、圧倒的1番人気キズナ。4角手前で外から一気に押し上げたが前走・大阪杯で見せたような迫力がない。最後はホッコーブレーヴに伸び負けて4着。武豊は何度も首をひねりながら検量室前に戻り「残念ですね」と口を開いた。

 「レース自体はいい形だったけど思ったように伸びなかった。もう一段(ギアが)あると思うんですが…。よく分からないですね」

 ディープインパクト産駒は芝3000メートル以上のレースでこれまで延べ21頭が全敗。今回もジンクスを破れなかった。やはり距離?との質問に「可能性はありますけど。でも…分からないです」と同じ言葉を続けた。

 ただ、いつまでも下を向いてはいられない。「次は巻き返したい」と武豊。佐々木師も続いた。「後ろから初めて差された。状態は絶対に良かったし距離じゃないと思うが。う~ん…。まあ、宝塚記念(6月29日、阪神)があるし、また盛り返しましょう」。秋、凱旋門賞(10月5日、フランス・ロンシャン)を目標とするプランに変更はない。仁川のグランプリでは勝利が求められる。

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2014年5月5日のニュース