【桜花賞】絶対能力高いハープスター 川田信頼「普通に走れば」

[ 2014年4月11日 05:30 ]

大外18番での出走が決まったハープスター

 牝馬クラシック第1弾「第74回桜花賞」の枠順が10日、確定した。ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、1番人気必至のハープスターに騎乗する川田将雅(ゆうが)騎手(28)に直撃。「絶対能力が高い。好結果が出るよう走らせる」と、馬を信じて1冠に挑む。12日から全国の競馬場、ウインズで前売りが行われる。

【桜花賞】

 ――ハープスターの追い切りはノータッチ?

 川田騎手 信頼できる厩舎のスタッフにお任せしている。調教はそれほど真剣に走らなくなってきているが、時計は出ているし状態はいいので心配ないと聞いている。

 ――前走(チューリップ賞1着)を振り返ってほしい。レース前の雰囲気は?

 いつも通り良かった。3歳初戦だったが、競馬へ行けば走ってくれるだろうという雰囲気を感じた。

 ――スタートは悪くなかった。

 もともとスタート自体は悪くない。ただ、いつも二の脚がつかず、後方からの競馬になる。前走もそういう感じだった。

 ――道中は手応え良く見せた。

 いつも真面目に走らないタイプだが、前走は、やっとちゃんと走ってくれたという感じだった。

 ――直線、やや内へ行きたがった。

 いつものように少しフワフワしてしまった。その分、内へ行きたがったが、口向きが悪いとか、苦しくてササッたという訳ではない。

 ――むしろ余裕があるからということか?

 そういう感じ。余裕があるというか、余裕しかないので、遊んで、他の馬がいる方向へ行きたがったという感じ。

 ――それでいて楽勝したことに能力の違いを感じさせる。

 乗っている者の感覚としては、ほとんど動かしていない。それであの勝ちっぷり。絶対能力が高いことは間違いない。

 ――今回は阪神JF上位馬との再戦になる。

 G1だから相手が強化されるのは百も承知。それでも普通に走ってゴールまでたどりつけば、恥ずかしい結果にはならないと信じている。

 ――心配なのはフワフワ遊んでしまう点だけ?

 そう。ただ、馬自身が成長していることは間違いない。そうさせないように乗るのが僕の仕事だとも思っている。好結果が出るようにしっかり走らせるだけ。

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