【とこなめ・GC決定戦】ここまで未勝利の太田 連覇へ勝負駆け

[ 2013年6月28日 06:00 ]

白星こそ挙げていないものの得点率2位タイにつける太田

 とこなめボートのSG「第23回グランドチャンピオン決定戦」は28日、予選最終日を迎える。27日現在、得点率2位タイにつける太田和美(40=奈良)は昨年のグラチャン覇者。まだ白星こそ挙げていないが、機力を引き出しているだけに、準優1枠だけでなく連覇も十分に狙える。なお、4戦3勝の山田哲也は3日目10Rで優先艇保護違反。本来ならば得点率単独2位に立つはずだったが、賞典除外となった。

 予選突破、準優1枠、そして連覇へ太田が勝負駆けを迎える。3日目を終えて、いまだ白星はなし。ただ、4戦して2着3回の安定した走りで得点率2位タイにつけている。舟足も「伸びでは湯川君とか上がいるけど僕も出足や行き足はいい。このまま行く」と納得の仕上がり。すでに臨戦態勢は整っている。

 4日目の目標はポイントアップと白星奪取。1着がないと、最終的な得点率で並んだ場合に着位数で負ける可能性が高い。何としても勝利を飾りたいところだが、28日は6R3枠と12R1枠の好枠2走。初白星どころか連勝も十分に狙える。「前年度覇者だし少しは絞らないといけないかなと思って…」と、今節は減量にも励む太田。昨年の芦屋大会に続くグラチャン連覇へ、虎視たんたんと爪を研いでいる。

 3日目を終えて得点率1位に立っているのは4戦3勝の地元・赤岩。6枠で挑む4日目4Rを3着以上でクリアすれば予選トップ通過が確定するだけに、進入から勝負を懸けてきそうだ。もちろん、深めの起こしに対応できるだけの機力も引き出している。

 この他の得点上位勢では茅原と篠崎が回り足を中心に好気配を漂わせている。ボーダー近辺では湯川と辻の伸びが強力。田村も出足中心に軽快だ。対照的に森高、深川、瓜生、池田、井口らの仕上がりは中堅の域を出ていない。予選は難なく突破するだろうが、優出や優勝を狙うには上積みが欲しいところだ。

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2013年6月28日のニュース