松岡も期待するウインボナンザの潜在能力

[ 2013年6月28日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・函館=27日】気温15度で厚い雲に覆われ、冷たい風も吹いた27日朝の函館。調教開始1時間後の午前6時半、スタンド前で鳥谷越が震えていると意外な人物が現れた。今週は土日とも福島で騎乗する松岡。なぜ木曜に函館へ?声をかけると「来週使う2歳馬に乗りにきたんです。期待馬?走ってくれないと困る」と、心躍る答えが返ってきた。

 その馬とは、7月7日の新馬戦(芝1800メートル)でデビュー予定のウインボナンザ(牡=宮、父コンデュイット)。角馬場で時間をかけて準備運動をした後、芝コースで5F69秒7(強め)の時計を出した。松岡の第一声は「まだ少しトモ(後肢)が緩い感じ。成長が追いついていない」と辛口だったが、続けて「背中が良く、かなりのところまでいく器。この段階で勝てれば楽しみが広がる」。そう言い残すと、午前9時の飛行機に乗るため足早に空港へと向かった。

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2013年6月28日のニュース