【とこなめ・ＧＣ決定戦】無傷連勝！佐々木、進撃モード

無傷の連勝で好調な佐々木康

　とこなめボートのＳＧ「第２３回グランドチャンピオン決定戦」は２６日、予選２日目が終了した。初日に白星発進を飾った佐々木康幸（３９＝静岡）が２戦目も勝利し、ここまで無傷の２連勝。得点率トップに立っている。エンジン勝率以上のパワーを引き出して、仕上がりで見劣ることもない。予選５走の佐々木にとって４、１２Ｒ２回走りの３日目は正念場となるが、ここでも好勝負は必至だ。

　無傷の２連勝と佐々木が波に乗っている。イン吉田俊の出遅れに乗じた初日８Ｒの２コース逃げと、１号艇を生かした２日目３Ｒのイン速攻。ここまではツキと絶好枠を味方にしてきたが、舟足もまずまずのレベルに達している。その証拠に２日目３Ｒでは伸びが目立つ太田と辻を抑え快勝。「直線は普通だけど１人で乗っている時のターン回りはいい」と口にするのもうなずける。

　３日目は４Ｒ３号艇、１２Ｒ５号艇の２走。今までの２戦よりは厳しい戦いが予想されるが、この仕上がりなら上位争いは可能だ。得点率１位の座を守るとともに、３日目で早くも準優当確ランプを点灯させる可能性は十分にある。

　ポイント争いで佐々木を僅差で追っているのは３戦２勝、２着１回の森高。冷静に展開をとらえて結果を残しているが、舟足も中堅は確実にクリアしている。今後も安定した走りを見せてくれそうだ。同じく２勝を挙げているのは赤岩、山田、松井の３人。中でも地元の赤岩は、本体整備を繰り返してエンジン性能アップに成功している。地の利があるだけに、今後も目が離せない存在だ。

　初日ドリーム戦メンバーでは瓜生、池田、湯川が２日目にシリーズ初白星を獲得した。湯川は前検から好気配を漂わせていたが、瓜生と池田も徐々に調整を合わせてきている様子。ここから勢いを増してくるだろう。まだ１着がない太田と篠崎も動きは申し分なし。いつ勝利を飾っても不思議はない状態だ。