【ラジオＮＩＫＫＥＩ賞】ミエノワンダー　鞍上カッチー褒めちぎった

併入したミエノワンダー（手前）

　ミエノワンダーが重賞初Ｖに向け、Ｗコースで意欲的な最終追いを行った。初コンビの田中勝を背にプレミアムタイム（４歳５００万）を８馬身も追走。内に入った直線で気合をつけると、豪快なストライドできっちり併入した。５Ｆ６８秒６～１Ｆ１３秒２。

　　先週の函館で４勝の固め打ちを演じた田中勝は、口調も滑らか。「いいね。結構後ろから追いかけたが、余裕のある走りだった。走る雰囲気を感じるし、息の方も大丈夫」。前走・プリンシパルＳ（２着）は逃げるサムソンズプライドを首差かわせず、あと一歩でダービー出走権を逃した。その無念を福島で晴らす決意だ。国枝師は「ダービーに出られなかったことをいい方に考えたい。追い切りではしっかりと走っていたし、器用な面があるので福島も大丈夫。いい競馬をして、秋につなげたい」と、力強く結んだ。