【大阪杯】オルフェーヴル一戦必勝!1つも落とさず全部もらう

[ 2013年3月26日 06:00 ]

逆襲の2013年へ、いよいよオルフェーヴルが戦線復帰だ

 春競馬もヒートアップ。今週は大阪杯が行われ、5冠馬オルフェーヴルが登場する。宝塚記念(6月23日、阪神)でのゴールドシップ、ジェンティルドンナとの夢の3強対決に向け、たとえ前哨戦でも陣営に落とすつもりはない。

【大阪杯】

 どの分野でも主役級が3人そろうと一気に盛り上がる。芸能界には「御三家」「三人娘」という言葉が昔からある。プロ野球では「3本柱」がいれば、そのチームは優勝候補だ。競馬もそう。「3強」と呼ばれる時代が一番面白い。TTG。そしてオグリ、クリーク、イナリワン。「あの頃が一番、心が躍った」というベテランファンは多いだろう。

 今年の競馬は間違いなく面白い。ゴールドシップ、ジェンティルドンナ、オルフェーヴル。GGOとも呼ばれる3強が宝塚記念で真っ向勝負。ゴールドシップが阪神大賞典で好発進を決めたからには、オルフェも負けるわけにはいかない。

 全休日にもかかわらず、担当馬の世話に現れた森沢助手は、馬の雰囲気をこう伝えた。「フレッシュな感じ。変わりなくきている。順調なのが何より」

 前走・ジャパンCはジェンティルドンナとの死闘の末に2着。有馬記念ファン投票で1位となったが、疲労回復を優先させて回避。ノーザンファームしがらきへと放牧に出た。2月27日に栗東へと帰厩。21日に池添を背に1週前追いを行い、坂路で3馬身先着(4F53秒8)。主戦は「久しぶりに乗って、いい形で戻ってきたことが分かった」と笑顔を見せた。

 22日に計測した馬体重は474キロ(前走458キロ)。見た目にふっくらして、リフレッシュ効果の大きさをうかがわせた。自分からカイバも調節し始めており、オルフェはレース近しと明らかに認識している。

 「走ってみないと分からないところはある。ただ、(今後は)一戦一戦が大事になってくる」(同助手)。競馬史上に残る一戦となりそうな宝塚記念。そしてリベンジを期す凱旋門賞(10月6日、ロンシャン)へ。大阪杯とて、決して試走ではない。甘く見たら、その瞬間にやられる。集大成の一年。陣営は1つも落とさぬつもりで、オルフェを戦場へと送り出す。

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2013年3月26日のニュース