【中山記念】走り頃“叩き3戦目”10歳シンゲン絞って反攻ムード

[ 2013年2月21日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=20日】関東屈指の古豪が“冬眠”からようやく目覚めようとしている。ぜい肉が取れてキリリと引き締まったシンゲン(中山記念)の馬体がすさまじい勢いで突進してくる。Wコースでの単走追い。復帰2戦とは別馬のような迫力。「いい時の雰囲気に戻ってきた。体が締まったのが大きい」と、戸田師は梅崎に満足そうな笑顔を向けた。

 復帰2戦は太め残りに泣いてきた。480~490キロ台で重賞3勝を挙げたが、今冬はシェイプアップできず、前々走・中山金杯(12着)が510キロ、前走・AJC杯(8着)も504キロ。「汗をかきにくくて脂が取り切れない季節。レースを2度使ってようやく絞れた」と同師は言う。走り頃の“叩き3戦目”。覇気に満ちた走りは10歳馬とは思えない。「うるさい面も昔と変わらないし、うまく馬群をさばけば、ここでも見劣りしない」(同師)。古豪の反転攻勢がなるか。

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2013年2月21日のニュース